ALMOSTBLACK | オールモストブラック 23AW
コシのある度詰めの裏毛素材で製作されたスウェットパーカー。
着古したような風合いの味わいのあるユーズド加工が施され、フロントには草月50ヵ条の
"The spirits of ikebana applies to all periods while the style of works may change over time"
- 作品のスタイルは時間の経過とともに変化しますが、いけばなの精神はどの時代にも当てはまります -
というメッセージがプリントされています。
肘部分には勅使河原氏の作品からインスピレーションを受けたサークルパッチワークとスタッズが施され、立体感と異素材感を加えてアクセントに。
身幅とアームホールには程よいゆとりがあり、力の抜けた雰囲気を演出しています。ボリューム感のあるフードはしっかりと形を保ち、バックシルエットにも抜かりを見せません。
ポケットの縁は裏側からコットンヘリンボーンテープで補強され耐久性を向上させるとともに、フロントからはステッチワークがデザインポイントに。
着回しを選ばない汎用性の高さを備えつつも、オリジナリティある高いデザインセンスとメッセージ性を併せ持った一着です。
2023AW COLLECTION
いけばな草月流の創始者である勅使河原蒼風氏とのオフィシャルコラボレーションをみせた23AWコレクション。
戦後の日本美術史に大きな足跡を残し、数々の斬新な表現を生み出したことから「花のピカソ」の異名を持つ勅使河原蒼風氏(1900-1979)。
樹塊を用いた巨大な作品や、花を用いない立体作品、そしてコラージュ絵画などの多くの作品を作り、それぞれで多彩な手法を実践した。
その作品は世界的にも高く評価され、サルバトーレ・ダリ、ジョアン・ミロ、イサム・ノグチ、オノ・ヨーコ、丹下健三、土門拳、石元泰博など国籍とジャンルを超えて幅広い交流を持ったことでも知られている。
勅使河原蒼風氏の確かな審美眼から生まれる作品には、時代を問わない美しさを感じさせる。